絵本表現ツールのひとつ、“写真”を学びました。

事務局さわみーです。
先日20日の授業は、カメラを片手に写真撮影の基礎を学びました。

絵本…なのに、なぜ写真? そう思いませんか?

でも、先生曰く、表現したい世界観によっては「写真」を使うこともあるとのこと。
絵本は「絵」のみで構成されているものが100%なわけではないのです。
また、アドビのソフトでの処理も、写真を使うことで、色や階調の理解も深まるというお話でした。

確かにそうだよなぁ…。

谷川俊太郎さんの著書「なおみ」などは、写真を効果的に利用した一例です。

また、アドビのソフトで画像処理をするときも、描いた絵よりも写真の方が、全体の画像加工処理に対する効果をよく学べそうです。
絵を描く人たちが多いわたしたち絵本作家の卵たちの中には、絵の力量で調整できる人がいますが、デジタルツールを賢く使える方がこれからの時代はいいのかも!

さて、そんなこんなで、生徒たちはカメラ(携帯しかない人は携帯)を片手に屋外へ。

授業の日はあいにくの雨でしたので、屋根があるところで撮影の仕方を試してみます。
みんな一箇所に集まって…何をしているのでしょう?

DSC_1220実は、フォーカスをどこに当てるのか? を試しています。先生に「ピント」や「シャッタースピード」「被写体深度」なんていう言葉を教わり、フォーカスをどこに当てるか、実際に撮影をして自分で確認をしているのです。

ちなみに、手前にフォーカスを当てた場合の写真

OLYMPUS DIGITAL CAMERA

奥にフォーカスを当てた場合

OLYMPUS DIGITAL CAMERAうーん。同じカメラで撮影をしているのに、ずいぶん違った雰囲気の写真になりますよね。

手前にフォーカスの方が臨場感。奥にフォーカスの方が、ぼんやりと外を見ているような雰囲気の写真になります。

人を撮る練習もしました。白い服を着た人と、黒い服を着た人…。

カメラの中で、どのように肌色は写し出されるのか?
色白に撮影してもらうためにはどうしたらいいのか?

カメラの特性とともに学びました。DSC_1224

壁を撮影してみたり……。

OLYMPUS DIGITAL CAMERA地面を撮影してみたり……。

OLYMPUS DIGITAL CAMERAいつもと変わらない街並みでも、テーマを持って撮影してみると、雰囲気の違ったメッセージ性のある写真が撮影できるということを学びました。

 

絵本を作りたい、でも、どんな表現をしよう…? というときに、写真という手段を、表現の仕方のひとつとして加えて頂きました。

1月はとうとう第1期生の企画発表会。

自分の中に制限を設けず、自由な発想で挑めればと思います^^!