絵本とシフォンケーキとわたし

こんにちは。事務局さわみーです。

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前回の授業では、生徒さんの卒業制作進み具合を確認しました。

ページ構成まで終えて、絵を描いている人。
ページ構成で躓いている人。
絵コンテまでの人。

…そして、わたしの状況は、「画法」を悩んでいる状況でした。

あれほど先生が、アトリエタイムで画法を研究しろと言っていたのに、
その時は「画法を研究」の意味がわかっておらず、
今になって、やっとわかったんです。

ちなみにわたしの場合の画法の悩み遍歴は…

▼色鉛筆
使い慣れているはずではあるが、スキャンすると色が落ち窪み、印刷が微妙。

▼コピック
広範囲の色塗りで、ムラが出て、素人感が出てしまう。

▼タブレット
慣れていないので…卒展までに間に合うか、微妙…。
そして、焦りだけが、募るばかり…。

▼アクリル絵の具の場合
いいんだけど、絵筆が悪いのか細かい線が描けない。

頭の中でだといかようにでも構成できる「色塗り」。
プロの方がキレイに色塗り&印刷されているのを見ると、
「あんな発色出るんだ!」と思ってしまいますが、
実際はそうはいきません。

やってみて、やり直して、
やってみて、やり直して。
やっぱりダメで。
また、やってみて、やり直して。

紙が悪いのかと思って、画材屋さんで、紙を調達して。
描いてみて。やっぱダメで。散財だけして。

うーん。かかったお金は…考えると何もできません(^^;

前回の授業で、先生にコピックの色ムラを活かし、
かつインクの染みこみを遅らせる方法を伝授頂いたので、
今はその画法をトライしようとしています。

ところで、先日NHKテレビの「グレーテルのかまど」という番組で、
シフォンケーキの生みの親 ハリー・ベイカーさんについてやっていました。

“100年に一度の大革命”として売りだされたこのレシピは、
ハリーさんの試行錯誤(なんとトライアルすること400回!)で
生み出されたそうです。

あのきめ細やかなふわっふわっの質感は、
やってみる、やってみる、やってみる! の
試行錯誤を繰り返す中で生まれたんですね。

それまでは保険外交員としての仕事もうまく行かず、
家庭もうまくいかなかったハリーさん。

開発したシフォンケーキは、時代のセレブたちに大人気に!

1日18時間ケーキを焼き続け、ハリーさんは、
シフォンケーキのレシピ開発で億万長者になったそうです。

わたしもハリーさんのように、
何度も何度もチャレンジして、やってみて、評価して、またやり直して。。。

いま、自分がぶつかっている壁に、
心折れそうになることは何度もあるのですが、
ハリーさんのことを思い出したらがんばれそうです!

次に心が折れそうになったら、シフォンケーキを食べに行って、
やる気を出すことにした、さわみーでした。