くっきーじゃない、クロッキーです。絵の授業その2

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 出典:http://www.photo-ac.com/

 

ぴゅーっと吹く木枯らしに、体をちいさくする日が増えてきました。みなさまいかがお過ごしでしょうか。

 

絵本の学校は、順調に授業をすすめています。しばらくは「絵」のお勉強です。前回のブログでも、「絶対の画力を身につけるためではないよ」と綴った通り、描きたいテイストの絵の表現が、いまよりも広がるといいよね! ということが前提としてあります。

そこで今回は、クロッキーに挑戦してみようという実践授業が行われました。

 

モデルさんを囲んで、色々な角度からサッサッサッ!

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仲間をモデルにすると、上手に描きたくなっちゃいますよね。

モデルさんも、みんなから熱い視線を向けられるので、ちょっと緊張しますよ。同じ姿勢でいるのも、結構疲れます。

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わらわらと集まり、せんせいのお話を聞いたり、机を使わない1日。

慣れないデッサンに、「できなーい、描けなーい」とときどき嘆きながらも、生徒さんたちは頑張って取り組んでいます。

その悔しい気持ちや、できたときの嬉しさは、絵本に活かされる大事な「気持ち」です。

絵本を作るときに一番大事なのは、「気持ち」。

素晴らしい絵で「魅せる」絵本も世の中にはたくさんあるけれど、あなたの「気持ちや願い」が込められた絵本を作ることができるのは、「あなただけ」ですから。

 

なるべくなら上手な絵や、美しい言葉が散りばめられた絵本がいいって思うでしょうね。でも、はじめから理想通りの絵本を作ることは難しいものです。それに、ちょっと不格好でも、期待や夢が詰まった最初の「1冊」は、最初の「1回」にしか作れません。

1枚ごとに違った思い、ひと文ごとに違う感情。1日経てば、昨日とは違った気分。

絵を描きながら、そうした「目に見えないもの」を育んでいます。

 

絵本の学校スタッフ:たけのこ