「絵」と「イラスト」の違いってなんだろう。
そんな質問から始まった、今回の授業。
出典:http://www.istockphoto.com/
「絵」と「イラスト」の違いはあるのでしょうか?
第2期生たちは、前期の授業でデッサンやクロッキーなどを学びました。
これらは絵の基礎となるものを学ぶきっかけでもありました。
その後、有志でクローズドのイラストコンペンションに参加したりもしながら、前回の授業では、全員で思い切り「マジメ」に、「絵」と「イラスト」の違いについて考えてみたのです。
前期の授業で教えてもらったことはどちらかというと「美術」とか、「絵画」かな?
では……イラストとは、ポップな絵柄のこと? 漫画風のタッチ?
いや、画法や見た目の違いで区別されるものなのかな。そうじゃないような……。
ちょっと難しい質問だったかもしれませんね。
でも、少し時間が経った頃には、みんなしっかりと理解した模様。
世の中に溢れているイラストたちは、一体どんな役目を担い、どんな画法で描かれているでしょうか。
いくつかテイストの違うイラストを見比べて、どんな場面でどんな画法が使われているか考えてみよう。
そうすると、イラストの本当の「メッセージ」が見えてくるかも!
わたしたちはたくさんのイラストに囲まれて生活しています。
どこに、どんなイラストが潜んでいて、どんなメッセージを伝えようとしているのか、みんなも探してみよう。
そして、実際にイラストを描いてみよう!
あれれ、急には描けない?
大丈夫。上手に描くコツを教えちゃうのが「絵本の学校」。
今回もお世話になります、クリエイターの三種の神器「Photoshop」さん!
デジタルでも、アナログでも上手に描ける裏ワザをせんせいが伝授。
せっかくなので、Photoshopで即興実演しました。
必死にメモする第2期生たち。
その後、授業で行ったことを復習するための宿題が出ました。
先生が以前のお仕事で関わった本の文章を題材とし、それぞれが文章で使用されているものとは異なるモチーフを使ってラフイラストを描いてみるという内容です。
この宿題にかける制限時間は10分と決まっています。
前期の授業では1分1話トレーニングをしたり、スピード絵コンテ合戦もしましたが、それの発展版と言えるのではないでしょうか。
「ちょっと難しかったかな」と心配をしていたのですが……さっそく翌日からポツポツと宿題の提出が始まりました。
オンラインにある「宿題提出場」では、生徒ひとりひとりの個性が炸裂!!
「うわ、こんな表現の仕方もあるのか」
「なるほど! 彼女の独特の世界観にシビれる!」
「シンプルだけど、じわじわくる……」
などなど。
想像の斜め上を行く個性豊かな展開に、せんせいは、いい意味で期待を裏切られた次第です。
これには、すごくたくさんの発見を得られましたし、なにより、めちゃくちゃ楽しく、第2期生のみんなにとって、いい刺激になっているように思います。
提出物は鉛筆書きのモノクロワールドですが、ひとりひとりの世界観に広がるカラーがはっきりと見える。
とても不思議で、神秘的で、尊いことです。
ひとりだけではきっと「やらない」ことだけど、仲間のため、せんせいを驚かせるため……などと考えることによって、意外にもできてしまうことっていっぱいありますよね。
「自分のためだと思うとできないことが、誰かのためって思った瞬間、できるもんだよね!」
口癖のように、せんせいは言います。
なんとなく腰が重いときは、「自分のためじゃなくて、誰かのため」って思ってやってみよう。
この日に学んだことも、これからはじまる卒業制作や、今後活躍するための武器になるといいね。
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ウーマンクリエイターズカレッジ「絵本の学校」では、ただいま、第3期生を「若干名」募集しています。
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https://woman-college.com/wp/guidance/
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