最後に手紙を書いたのはいつですか?

ゴールデンウイーク明けの火曜日に、第3期生2回目の授業を行いました。

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出典:http://www.photo-ac.com/

初日に比べ、緊張がほどけた表情で登校してきた第3期生たち。
この日はひとりの新入生を迎え、一段と賑やかな教室になりました。

今回の授業は主にワークなので、時間が過ぎるのもあっという間。
どのようなことをしたのかというと、せんせいのお話を聞いたあと、ある動画を鑑賞し、そして「手紙」を書きました。

昨今はメールやSNSの普及により、だれかにメッセージを送ることが簡単になりました。
でも、日々のやり取りのなかで、どれだけの人に心を込めたメッセージを送っていますか?
最近、心の底から伝えたいと思っていることを、だれかに伝える機会はありましたか?

面と向かっては言葉にできない想いのひとつやふたつ、だれにだってあるはずです。
伝えたい想いを向ける相手が、故人であるという人もいるでしょう。
その相手は人ではないかもしれません。
幼い頃からずっと大切にしていたぬいぐるみかもしれないし、かわいいペットや、憧れの芸能人かもしれません。

一人ひとりが、本当に伝えたいことがある相手に向け、手紙を書く。
とてもシンプルなワークですが、涙なしに進行しない授業です。

なぜ絵本の学校の授業のなかで「手紙」を書いたのだと思いますか?

じつは、「手紙」には絵本づくりの種が隠されています。
それぞれに秘めた想いや願い、伝えなければならないことを「手紙」にするワークを通じ、第3期生たちは「あること」を体感しました。

その「あること」を忘れてしまったり、知らずにいては、絵本は完成しません。
絵本だけでなく、なにかをつくることが難しくなってしまいます。

もしもこの先、つまずきそうになったり、自分の創作物に自信が持てなくなってしまったら、この日の授業を思い出してほしいと思います。
そうすればきっと前に進めるはずだから。

この日は、それくらい大切なことを、「手紙」を通して学びました。

「あること」については絵本の学校で学べることなので、ここでは秘密です。

次回の授業の日には、初めての懇親会! 授業と同じくらいかそれ以上(?)に、楽しみです。