光と陰から感じとるもの、見えるもの

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出典http://www.photo-ac.com

先日、第3期生の授業が行われました。

しばらくのあいだ、座学の授業が続きましたが、今回は鉛筆と画用紙を前にした「デッサン」がメインです。

ほとんどの生徒さんが、デッサンのために用意した鉛筆を握るのもはじめて。

どのように手を動かせば良いのかを学ぶ前に、絵を描くときの姿勢を確認します。
正しい姿勢と、正しい視線を確保しなければ、絵に歪みが生じてしまうからです。

デッサンで使用する鉛筆にも、芯が柔らかかったり、硬かったり……と様々なものがあります。
この日は、ボールペンや活字に慣れている人も、鉛筆の硬さによる特徴や自分の力加減、タッチを実践して知っておこう! という入門編だったので、自分なりのグレースケール作成にも取り組んでもらいました。

第3期生の生徒さんたちは、慣れるのがとても早いようでしたよ。

絵本を作るうえで、必ずしも写実的な絵画スキルが必要かといえば、そうではありません。
画材も、鉛筆に限られることはありません。

ですが、デッサンを通し、それぞれがモノの見方や、表現の幅を少しでも広げ、個性溢れる絵本作りに活かしてもらいたいと願い、挑戦してもらったのです。

「早くカラフルな挿画を描きたい!」と、気持ちが急いてしまうこともあるかもしれません。
苦手だな、退屈だな、と感じる人もいるかもしれません。

でも、ここがスタートです。

はじめはだれでも「はじめて」。

これからの変化を楽しんでもらえればと思います。