こんにちは、絵本の学校第2期生のにじ種えりです。
今年の夏休みはいつもと違う夏休みになりました。
何と言っても初めての入稿という作業があり、それを終えたら「卒展」に向けての準備。
12人のみんなでの共同作業の部分と、自分自身のブースを作るという個人作業の部分があって、やることは山積み状態でした。
しかも、私個人の事情としては、夏休みなので3人の子供達が家にいるということ。
これがかなり手ごわくて、一人になる時間がなく、結局何も出来ずに1日が終わっていくという日々が続きました。
それでも、12人の仲間達の力ってすごいですね。
ひとりひとり、いろんな事情があるのにやれることを精一杯やっている。
着々と準備は進み、当日を無事に迎えることが出来ました！
久しぶりに味わう文化祭気分！
作り上げる達成感とそれを見てもらえるという喜び。
40歳を過ぎてこんな気持ちが味わえるなんて思ってもみませんでした。
一番大きな収穫は、やはり自分の絵本が一冊出来上がったということ。
想いが形になって、目の前にあるのは不思議な気分です。
私が作った「まんだらのことば」という絵本は、曼荼羅アートが主役の絵本です。
曼荼羅アートを描くことで気持ちを整理したり思い込みを外したり出来るので、今までは日常的なツールとして絵を描いていました。
絵を描くというのは「自分」のためで、絵本を作ることは「読んでくれる人」のためです。
そこで使うパワーみたいなものは、また違う感覚でした。
読んでくれる人がいるからこそ、絵本が完成する。
それをイメージして作っていくのだけど、難しくて時には軸がぶれそうになりました。
「こんな単純なお話と絵で満足してもらえるだろうか？」
そんな不安がムクムクと出てきた私は、文章を付け加えようとしていました。
でも、それは違うとはっきりと指摘してくれたのが松本えつを先生です。
「一つの想いを伝えきりませんか？」
そんな言葉をもらって、私はハッとしたんです。
想いを伝えようとして、必死に言葉を足していたけれど、それは逆効果、どんどん伝えたいことがわからなくなっていくんだ。
伝えたいなら、言葉を削ぎ落としてシンプルにする方が効果的なんだ。
手紙だってブログだってそうだもんなぁ。
「絵本の学校」で、絵本を作ること以外にどれだけのことを教わっただろう。
ここには書ききれないくらいたくさんのことを気づかせてもらいました。
まさに、今が私の人生のターニングポイントといえます。
卒展は終わりの始まり。ここからがスタートだと思って、1年間学校で学んだことをこれから実践していきたいと思っています。
卒展の話にまでたどり着けませんでした（汗）
もう一度書いてもいいなら、次回は卒展中に感じたことや卒展後のお話を書きたいと思います。
まだまだ卒展は続くよ！ お見逃しなく！！
※私はまんだらアート・ワークショップを担当しています。
10日（土）は14時～残席3名さま、17時～残席4名さまです。
よろしくお願いします！！
＜特設サイト＞ http://wcc2nd.wix.com/ehonnonozokiana
四谷にある小さな絵本の学校で出会った、絵本作家たちのグループ展。
絵本の制作秘話や原画の展示のほか、
まんだらアート・ワークショップ、ぬり絵、のぞき穴アートなど、
子どもから大人まで、はたまた一見さんからマニアまで楽しめる、
盛りだくさんな展示会です。
ぜひ、おひとりさまでも、ご家族連れでも、お気軽にお越しください。
＜参加作家名＞
あたまはみかん／かな／萱間ふみ／くま&みよ／
ケイ・キキキ／子花／空兎羽留／にじ種えり／Fuki／
まうららに／みみつぐみ／レオポックル (50音順 )
＜催し物＞
「まんだらアート＊ワークショップ」
〜パステルで心のままに描いてみよう♪〜
各日14時〜16時と17時〜19時の2回
（最終日の11日の開催はございません）
定員5名／１回 500円／予約不要／小学生以上
※小さなお子さまから楽しめる、無料のぬり絵コーナーもございます。
＜会場＞
Woman Creators College 「絵本の学校」
行き方：
JR（四ツ谷口or赤坂口）、地下鉄メトロ丸ノ内線・南北線「四ツ谷駅」より徒歩２分。
ベビーカー可。キッズ・スペース、授乳スペースのご用意あります。
〒160-0004 東京都新宿区四谷1-7 装美ビル2F
Tel : 03-5315-4586