絵本作家を目指すなら一度は行きたい!「ゆいの森あらかわ」がアツい!

絵本作家になりたい人や、絵本が大好きな人、読書好きにとって、図書館は欠かせない存在ですよね。
図書館というと公立で本がいっぱいあって静かに読書するイメージですが、3月27日にオープンした荒川区立図書館「ゆいの森あらかわ」はどうやら一味違うようです。
荒川区によると、ただの図書館ではなく、赤ちゃんから高齢者のかたまで、すべての年代の人たちが利用できる総合施設ということで設立されたとのこと。
はたしてどんなところなのか、さっそく行ってきました。

~絵本作家になりたい人必見~蔵書量60万冊で読みたい本に出逢える?

京成本線の町屋駅を降りて5分ほど歩いたところに、「ゆいの森あらかわ」はありました。

閑静な住宅街で途中には公園もあり、街並みからして子どもと一緒に行きたくなる雰囲気です。
ゆいの森あらかわの図書館としての最大の魅力は、その蔵書量。
60万冊という豊富さで、まだ、書棚にスペースがある部分も見えるので、さらに追加していく予定なのだとか。
(個人的に気になったのは世界の昔話の棚で、そこだけでおそらく100冊くらいはあったと思われます)
1階から4階まではびっちり蔵書スペースで、きっと読みたい本に出逢える場所です。

~絵本作家になりたい人必見~絵本館には保育コーナーが!


玄関は正面玄関と脇玄関の2か所があり、今回は脇玄関から入りました。
すると、入ってすぐ、1階には絵本館が。

豊富な絵本や児童書がそろっているなか、子どもたちの声が聞こえてきます。
図書館=静かに読書というイメージでしたが、これはなにごとか? ということで奥へ進んでみると、なんと遊具付きの保育スペースがあり、そこでパッと見30人以上の子どもたちが遊んでいたのです。
木製の滑り台やおままごとセットなど、大人も遊んでみたくなるような遊具がそろっていました。
保育スペースは未就学児とその保護者が利用でき、専属スタッフも常駐していて、乳幼児を一時的に預かってくれるサービスがあるようです。
これなら保護者のかたも安心して読書が楽しめるのではないでしょうか。

~絵本作家になりたい人必見~とにかく椅子が多い! 飲食可能なスペースも


ゆいの森あらかわに来ていちばん驚いたのは、いたるところに椅子やテーブルが設置してあるところ。
図書館といえば、小さいところではそうでもないですが、大きくて蔵書量のある施設ほど、座る場所がないというイメージ。
ところがゆいの森あらかわでは、いたるところに椅子とテーブルが設置してあり、場合によっては飲食可能なスペースまであるのです。
もちろん、それとは別に、自習室や研究室、インターネットが利用できる席も完備。(こちらは予約制)
1階正面玄関の脇にはカフェもあり、コーヒーや軽食もありますが、全館で飲食可能だと、ちょっと子どもにミルクやおやつをあげるのにも便利ですよね。
また、最上階の5階は屋上ガーデンと休憩スペース、自習室になっており、とくにガーデンは子連れのかたたちでにぎわっていました。
本を読みに、または借りに行く、というだけでなく、本のある空間でピクニックをするような感覚で利用すると、半日は遊べるように感じます。

また、1階部分から吹き抜けになっているシアタースペースがあり、今後映像作品の上映や催し物もあるようです。
さらに、体験教室も予定されているとか。
どのようなイベントが開催されるのか、とても楽しみです。

まとめ


とても大きな複合施設ということで、オープンしたてもあってもっとごった返しているかと思いきや、今回平日に行ったかぎりでは、ほどよく人が出入りしていました。
土日はもう少し人が多いかもしれません。
蔵書棚も開放感があり、とても居心地のいい空間という印象でした。
「荒川区民なら、本棚で見つけた魅力的な蔵書を借りられるのか!」と、荒川区に引っ越したいという願望が頭をよぎったほどです。
閲覧は来館者だれでもできますので、本好きのかたは(お子さんがいらっしゃるならなおのこと)ぜひ一度行ってみてほしい場所。
今後どのように発展していくのか、期待しながら注目していきたいと思います。

ホウバイシ(ライター)

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