[特講]絵本のDTPスキルアップコース

1年間の絵本作家ユメカナコースを修了後は
表現スキルを鍛え、よりプロフェッショナルな作家に。

絵本のDTPスキルアップコース」は、「絵本作家ユメカナコース」の1年間のカリキュラムを修了した方向けのDTPとデザインのスキルを強化するコースです。

誰でもパソコンやタブレットで作品を作れる時代です。
趣味での創作を脱し、プロとしての活動を目指すのであれば、デザインの「知識」と、確実なデータを作る「技術」は、必須のスキルとなります。
そのスキルは、作品だけでなく、DM やリーフレットといった宣伝ツールのレベルアップのためにも不可欠です。

「知識」と「技術」を身につけることで、深みのある多彩な表現が可能となり、作品に託すメッセージをより多くの人に伝えられるようになるのです。

このコースでは、「DM やポートフォリオなど、絵本作家やイラストレーターとして活動していくために必要となるアイテムをワンストップで作成できるスキルを身につけ、作家デビューに向けて着実に前進すること」や「自分の絵本を、自分らしさを発揮した表現をし、ミスなく入稿できる力を身につけること」、「DTP オペレーターとしての基礎を身につけ、ACA 等の国際資格を取得したり、グラフィックデザイナーや装丁家として仕事が請けられるようにすること」を目的としています。

※ 絵本作家ユメカナコースを修了した方のみご案内が可能です。
※ 定員がいっぱいの場合、お待ちいただくことがございます。
※ 受講するにあたり、当校指定の審査があります。
POINT

DTPスキルアップコースの特徴

POINT1
グループマンツーマン方式
仲間とも連携でき、かつ一人ひとりと向き合える「グループマンツーマン方式」での授業

このコースでは、講師が生徒さんをひとりの「クリエイター」として迎え入れ、それぞれの専属サポーターになったつもりで指導を行います。孤独になりがちなプロとしての第一歩を心強いサポートとともに踏み出しましょう!

POINT2
絵本作家デビュー
印刷・入稿はもう怖くない! 「素材」だけじゃなく、「完成形」をどんどんつくれる! 販売できる!

DTP(デスクトップ・パブリッシング)が当たり前のこの時代において、デザインやレイアウトの技術は、作家が持つべき重要スキルのひとつとなりました。しかし、「絵やお話づくりは好きだけど機械が苦手……」「印刷入稿で大失敗してから入稿がトラウマ……」といった方もいまだ多く見られます。それはとってももったいないこと! 「絵本のDTPスキルアップコース」は、パソコンやソフトを使うことへの抵抗感を払拭し、かつ、思い描いたイメージをしっかりと反映させたデータや完成物をストレスなく制作できるようにするためのコースです。スキルが身につくにつれ、モノづくりはどんどん楽しくなってきます。完成物ができれば、もっともっと見せられる・広げられる・販売できるようになり、作家活動に勢いがついていきます。

POINT3
自分自身が納得いくまで通える
自分自身が納得いくまで通える! 全員一緒の「卒業」という仕組みはありません。

このコースは絵本作家ユメカナコースのような全員一緒の「卒業」という仕組みはありません。自分自身が「OK!」と思えたら、そのときが卒業。「まだまだ」と思うなら通い続けることができます。


授業

昼間コース:指定の土曜日 14:0016:00 2/

夜間コース(リモート限定):指定の火曜日 19:0021:00 2/

 

アトリエタイム

在学中のアトリエ利用(任意) 平日 10:00〜20:00 土曜 11:00〜18:00 ※ 休館日を除く
※[ 任意参加。個々の進捗や画法、目標による ]
課題(宿題・自宅作業) 進捗に合わせ適宜実施
※[ 個々の進捗や画法、目標による。年間20~100時間程度 ]
特記事項 交流会等 [必要に応じて随時、グループウエアでの授業時間以外のサポートも行なっております]

※リアルタイムの空席状況は講師に直接お問い合わせください。

CURRICULUM

カリキュラム概要

学科目 コマ数
絵本を知る 身近な絵本
絵本の仕掛け
絵本の優位性
なぜ絵本を作るのか
手紙を書く
女性×仕事について 女性を取り巻く環境
女性の強み
WCCで達成すること
HAPPY10倍逆算法 目標設定のための実現性診断
人生の目的を自覚する
HAPPY10倍逆算法をインストール
業界の仕組を知る メーカーと卸と小売
お金の流れ
なぜモノを作ることが仕事になるのか
商業出版と共同出版と自費出版
印刷の種類 オンデマンド印刷とオフセット印刷
クリエイターの業種あれこれ 編集者/ディレクター
イラストレーター/挿絵作家
ライター/コピーライター
デザイナー/DTPオペレーター
フォトグラファー/写真家

※カリキュラムは、進捗状況や受講生のタイプにより、順序の入れ替え・追加・変更となることがあります。ご了承ください。


CLASS

授業日程

通学期間

個人裁量による

授業実施回数

各月2回、年間24回程度

アトリエ利用

平日 10:00〜20:00
土曜 11:00〜18:00
※ 休館日を除く

定員

1クラスあたり最大6名


PRICE

入学金・授業料

授業料/月

9,982 円(税込10%)

内訳
入学金 0 円 (税込10%)
授業料/月 9,982 円 (税込10%)
教材費 0 円 (税込10%)
税込総計 9,982 円 (税込10%)


※お支払いにはクレジットカード、お振込みがご利用いただけます。


TEACHER

講師紹介

松本えつを

WCCの創設者であり、日本屈指の女性向け本の第一人者であり、絵本作家

TEACHER

講師紹介

松本えつを
WCCの創設者であり、日本屈指の女性向け本の第一人者であり、絵本作家
写真出典元:森永乳業

 

日本の女性絵本作家、キャラクター作家、フォトエッセイスト、イラストエッセイスト、出版プロデューサー。
1998年10月、サンクチュアリ出版(現・サンクチュアリ・パブリッシング)に入社。書店営業業務の傍ら書籍製作に取り組み、2000年5月、独自の発想を軸にHAPPY10倍プロジェクトを立ち上げる。2000年11月、自著『しゃらしゃらDays』を皮切りに女性向け書籍「HAPPY 10倍シリーズ」をスタートさせ、その後、同社にて女性向けの書籍および自著の出版を行う。 同社の取締役副社長を経て、絵本作家・キャラクター作家・出版企画プロデューサー・エディトリアルデザイナーとして活躍後、東京クリエイターアカデミー(現WCC)を立ち上げる。 作家活動、キャラクター個展の開催、アーティストや企業のブランディング等も手掛ける。

主な著書

『しゃらしゃらDays』絵と文:松本えつを
『バンザイ』絵と文:松本えつを
『へこみさん―わたしがわたしになるまでの、ちいさなしあわせ物語』絵と文:松本えつを
『ぼさぼさ』絵と文:松本えつを
『らんまる Only One』文:松本えつを 写真:阿部章仁
『Dear Girl』監修:SANCTUARY BOOKS 写真:野村大志 文:松本えつを
『おめでとう、1歳。0→1(ゼロワン)』絵と文:松本えつを
『Girls-Be・・・-YA心の友だちシリーズ』絵と文:松本えつを
『空とぶ化学者とバウムクーヘン』文:松本えつを 絵:桂みき
『空とぶ化学者とチョコレート』文:松本えつを 絵:あしたゆう
『空とぶ化学者とベリー』文:松本えつを 絵:ささはらけいこ
『美しくなる人生。』原作:徳田充孝 作:松本えつを 監修:板垣しゅん
『OMOIYARIのえほん 世界を幸せにする魔法』作:藤田恵美 絵:松本えつを
『ユメカナバイブル Girl’s Dream Bible』作:松本えつを

 

ようこそ、ここからはじまるあなたへ ――入学前のあなたに、松本えつをから伝えたいこと――

For You, About to Begin — From Etsuwo Matsumoto With Hope

 

 

はじめまして、松本えつをです。

この文章を読んでくれているということは、きっとあなたは「絵本の学校」に少しでも関心を持ってくれているのだと思います。

ありがとうございます。

もしかすると今、「やってみたいけど、自信がない」と思っているかもしれませんね。

「わたしなんかが行っていいのかな」「絵なんてずっと描いてないし」「文章もヘタだし」……。

でも、そんなふうに思うあなたにこそ、わたしは伝えたいんです。

あなたが今感じている“もやもや”とか、“不安”とか、“やってみたいけど怖い”という感情こそが、創作の芽だということを。

だって、絵本って、“なにかを伝えたい”という気持ちがないと、生まれないから。

 

***

 

わたしは14歳のときに、「本をつくる人になる」と決めました。

まわりの大人たちが、あんまり楽しそうに働いていなかったからです。

「大人になったら、自分の好きなことで生きていきたい」と思いました。

そのためにはどうしたらいいかを考えて、考えて、考えて…… “夢を叶える神さま”がいると仮定して、「じゃあわたしは“できない人”になろう」と思ったんです。

つまり、「本をつくる以外、なにもできない人」になれば、神さまが夢を叶えてくれるだろう、って(笑)。

……中2でそんな思考してたなんて、まあまあ変わってますね。

でも、そのときから、わたしは“選ぶ”ことをしてきました。

夢に近づく選択をして、それ以外は手放す。

そうやって、自分の人生を自分でつくってきた感覚があります。

もちろん、順風満帆ではありませんでした。

出版関係の仕事に就いて数ヶ月後に大きな失敗をして辞めたこともあります。

牛乳配達をして、先輩たちのようにうまく配れなくて落ち込んだこともあるし、出版社で出版企画が10回連続ボツになったこともあります。

でも、「やっぱりつくることが好き」という気持ちは、何度もわたしを引き戻してくれました。

だから今度は、あなたを引き戻す側でありたいと思っています。

 

***

 

「絵本の学校」には、いろんな人が来ます。

大学生。 仕事をしながら通う社会人。育休中のママ。

子育てがひと段落して“自分の時間”を持てるようになった中高年の方。

そして、ただ「絵本が好き」という気持ちだけを持ってくる人。

みんな共通しているのは、「わたしにもできるかな?」というドキドキを抱えていること。

でも、それでいいんです。

むしろ、最初から「わたし、天才なんで!」という人のほうが、あまり伸びないかもしれません(笑)。

わたしが大切にしているのは、技術以上に“思い”。

言葉を選ぶときの丁寧さ。絵を描くときの迷い。転んだ経験。彷徨った過去。

もちろん、知識や技術を身につけることはとっても大事ですが、それだけに走ってもなかなかうまくいかない。

知識や技術を身につけると共に、“手を動かしながら心も動いている”状態こそ、いい作品が生まれると信じています。

そして、そのためには「一緒に悩む仲間」が必要です。

 

***

 

「絵本の学校」は、ただノウハウを教える場所ではありません。

一緒に悩みながら、“あなたにしか描けない物語”を見つける場所です。

ときどき、自分の作品を見て泣いてしまう生徒がいます。

それは、「ああ、これ、ずっと描きたかったんだ」って気づく瞬間だから。

そんな場面を、わたしは何度も見てきました。

だから、安心して飛び込んできてください。

あなたの“言葉にならない気持ち”も、“描けないと思っていた線”も、ちゃんと作品になります。

それを、わたしたち講師や仲間たちと一緒にカタチにしていきましょう。

 

***

 

最後にひとつだけ、お伝えしておきたいこと。

この学校では、「正解」は教えません。

でも、あなたが“あなたらしく生きるためのヒント”は、たくさん転がっています。

わたし自身、まだまだ挑戦の途中です。

でもだからこそ、一緒に走れることがうれしいんです。

ここから、なにかがはじまる人のそばにいられることを、楽しみにしています。

教室で会える日を、心からお待ちしています。

 

松本えつを

梅沢博

ライター、編集者を経てフリーDTPオペレータ。得意分野は単行本・学会誌などのページ物組版(=InDesign)。日本グラフィックサービス工業会(JaGra)認定オペレータ。

TEACHER

講師紹介

梅沢博
ライター、編集者を経てフリーDTPオペレータ。得意分野は単行本・学会誌などのページ物組版(=InDesign)。日本グラフィックサービス工業会(JaGra)認定オペレータ。