諦めて地元に帰らなくて正解だった。授業では、現場に出ても学べなかったことがたくさん身についた。

希望に満ちて上京して、8年が経ったあの頃。
わたしは、もう諦めて地元に帰ろうか、もう少し東京で頑張ってみようか迷っていました。

上京後、アルバイトでクリエイティブな仕事に就いていたものの、現場では雑用に明け暮れる毎日。
その世界に入っても、思いのほか、モノを作る業務へ直結しているわけではなく、月日を重ねるごとに気持ちは萎え……。
とても忙しかったけれど、どこか気持ちに穴が空いているようでした。

「最後の挑戦をして、これでダメだったら本当に地元に帰ろう」
そう考え、インターネット検索でいくつかの学校やコミュニティを探しました。
そして、「絵本の学校」の資料を取り寄せました。

少なからず、すでにクリエイティブの業界に足を踏み入れていたわたしにとって、不安はありました。
「中途半端に知識や経験がある。今さら学び直すことが本当に正解なんだろうか」という不安です。

でも、その問い合わせから、すべてが変わっていきました。
「一緒に帰ろう」と誘ってくれた地元の友だちからの誘いを断り、わたしは東京に残って、最後のチャンスにかけることにしたのです。

1年後、わたしは絵本の学校を卒業しました。
先生や仲間たちと切磋琢磨していく中で、みるみる自分の性格が明るくなっていったことを、今でもよく覚えています。
スキルやノウハウを得るだけでなく、性格も明るくなったことで、プライベートでもいいことが起きました。
また、当初の不安は一番最初の授業のオリエンのときに吹き飛びました。
授業では、現場に出てもそうそう学べなかったことがたくさん身につきました。

今では創作活動のほか、アートディレクターとしてお仕事をさせてもらっています。

あの時地元に帰っていたら、わたしは今の仕事とも出会えなかったし、たくさんの同志とも出会えていなかったし、何よりも希望を失っていたと思います。

地元に帰った友だちに伝えたいです。
騙されたと思ってもう一度だけ東京に出てきてほしい。
そして一緒に仕事がしたいと思っています。

[ アートディレクター O.S.さま(30代・未婚)より頂いたメッセージ ]

*お仕事実績
・採用HPデザイン、ディレクション
・企業案内のアートディレクション
・企業ブランディングのアートディレクション
その他多数

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